ケアリングヨーガ協会

YOGA


ヨーガは数千年前のインドにて、当時の人々の健康と癒しのためのパワフルなツールとして生まれました。

その当時は、ほぼすべての人が何らかの形のヨーガを、生活の質を上げるためや健康でいるため、又は精神的な探求のために行っていました。

子どもたち、ティーンエイジャー、若い母親、成熟した一家の主、高齢者、それぞれがセラピーとしてのヨーガの恩恵を味わっていました。

そして、これこそが、ホリスティックなだけでなく、あらゆる目的・人たちに対応可能であるというヨーガがユニバーサルである美しい特徴です。

ヨーガは、一人ひとりの個人のニーズと能力が全く異なるということを明確に理解しています。

子どもにとって適切な内容は、シニアの方々にとって役立つ内容とは大きく異なります。同時に、柔軟な体を持つ体操選手に可能なことは、妊娠中の母親や、病気をお持ちの方に可能なこととは大きく異なります。

ヨーガは、人間ひとりの、そしてこの世界のすべての人々の個性や違いを尊重しています。そして、幅広いタイプのツールをもとに、その個人に最も合ったツールを選び、最適な練習を選んでいくことが出来ます。

この、数千年の時を超えても変わることのない、あらゆる人々と状況に添うことの出来るユニバーサルである点は、ヨーガが本来持つとてもパワフルであり、優しい教えの一つです。

この、個人の状態に応じてヨーガの練習をパーソナライズするコンセプトは、ヨーガ・スートラの中でViniyogaと言われています。

この指針に基づいて、生徒の年齢、職業、能力、病気、興味、その他多くを考慮しながら、安全で正当、かつその人のためだけのクリエイティブな練習が与えられます。

これらの練習は、セラピー的なニーズをカバーしながら、私たちの人生での変化をサポートしたり、進化を促し、または守る、など個々の人生の流れを尊重したものとなります。

ヨガの癒しや練習は、本来個人に焦点を当てたとてもパーソナルなものです。カウストゥッブ・デシカチャー師


心のユニバーサル・デザイン

『心のユニバーサル・デザイン』

子どもから大人まであらゆる人が、人生のさまざまな場面でこころ穏やかに過ごせるように。

「相手の立場にたって 考え、相手を理解し、やさしい心と思いやりの気持ちをもって行動する」ことが求められています。



〖痛みを癒すために心と身体の双方からのアプローチを行うヨーガ〗

機能的には治癒しているにもかかわらず、慢性痛やトラウマによって日常生活が脅かされている方は少なくない。

現状では、長期的に治療を繰り返すも改善されないことが多く、それらには心理的苦痛を伴うことが多いといわれている。

ヨーガでは、心身を緩和し今をありのままに見つめ、自分の身体や心と対話し、今の自分に出来ることを探していきます。

そして、今いるところから一歩、前向きに歩んでいけるようにヨーガはセルフケアとしてサポート出来るもの。

伝統的なヨーガは “今・ここ”に意識を集中し、思考が乱れることを回避するために、マントラ(チャンティング)というヨーガのツールを加えお一人お一人のニーズに寄り添った練習をご提案させていただきます。